前職の病院勤務と違って、保育園の看護師は各園で一人のみ。でも、孤独ということは決してありません。園長や主任、先生たちに相談しながら、意見を仰げる風土があります。他園の看護師とは会議で定期的に情報交換も。皆で子どもたちが健やかに成長できる園をつくっています。
特に私が注力しているのは、健康教育。手にバイキンのイラストをスタンプして「洗って落としてみよう!」と手洗いの授業をしたり、歯の大切さを教えるときは、「子どもの歯は何本?」「歯磨き粉はどの量がいい?」とクイズをしたり。体験・参加型の時間になるように自分で考えてみました。子どもたちは自分の体に興味を持つと、今度は他人の体も大事にでき、優しくなれるんです。「次回は、何を教えようかなぁ」といろいろと計画中。子どもの成長を考える“先生”でもあるのが、モニカの看護師です。
看護師でありママでもある私にとって、業務内容ややりがいと同じくらい、家庭と両立できるかどうかも仕事に求める大事な要素の一つです。「娘が大きくなるまでは、子どものペースで働きたい」という私を入社前から理解してくれたのがモニカでした。面接で熱心に相談に乗ってもらって、家庭と両立しながら働いています。
この転職による一番の変化は、職場の雰囲気です。当たり前ですが、病院勤務の時には1日中楽しく笑っている、ということはありませんでした。でも、保育園は元気いっぱいの子どもたちが集まる場所。看護業務よりも子どもたちと遊ぶ時間の方が多いくらいで、賑やかな声に包まれて働ける幸せを感じています。